初期ロットのMeowの場合、新しいバッテリーに交換する際は、バッテリーとバッテリーカバー、充電ポート、コントローラー(またはクイックブースター)がセットになった「グローバルコンバージョンキット」を使用します。

ここでは、初期ロットのMeowを、グローバルコンバージョンキットに組み替える手順を記載します。
まず、車両を上下逆にして置きます。シートベースは車重で変形してしまうおそれがあるため、取り外してください。

フレームの裏側、バッテリーカバープレートの6個のボルトを取り外してください。


取り外すと↑のように、コントローラーやバッテリー、配線類が丸ごと出てきます。

黄色矢印のカプラーは、スロットルケーブルのもので、再利用します。精密ドライバーのマイナスなどを使い、端子を3つ、取り外してください。

スロットルのコネクターは、破損しないよう注意しながら、黒いゴムパッキンの穴から抜き取ってください。
そして、車両本体から出ているコネクタとコントローラーのコネクタを分離してください。

次は、リアブレーキのケーブルを抜き取ります。

ブレーキワイヤーの後端をカットし、ワイヤーを固定しているボルトを緩めてください。
そうすると、ハンドル左側、リアブレーキレバーのホルダーから、ケーブルを取り外すことができます。


ブレーキワイヤーをケーブルから抜き取ってください。ワイヤーは再利用するため、捨てずに保管しておいてください。


リアブレーキのケーブルを、ゴムパーツの穴から抜き取ってください。ゴムパーツは再利用しないため、切断してしまっても大丈夫です。

取り外した古いバッテリーおよびコントローラーは、お住まいの自治体の規定に従って廃棄してください。
新しいバッテリーカバーを用意してください。

1番のプラスドライバーを使って、充電ポートを取り付けます。


そして、ゴムパーツの穴に、ブレーキとスロットルのケーブルを通します。


この時、ケーブルが、ステアリングのパイプの車両左側を通るようにレイアウトしてください。

↑写真では、車両が上下逆のため、このようになります。
新しいコントローラーは、↓このように、樹脂のツメがパチンと嵌るようにセットしてください。

コントローラーのロットによっては、側面の寸法が大きな場合があります。その場合は、上の写真のようにコントローラー上面をツメで保持することができないため、下の写真のように、上から1列目の溝にツメをかけて固定してください。


↑このような、黒い小さいカプラーがついているコントローラーの場合、Meowではこれらの線は使用しないため、接続せず作業を続けてください。
それ以外の配線は、元通りに接続してください。各カプラーは、形状がそれぞれ違うため、間違えることはないと思います。


スロットルのカプラーに、再び端子を挿入する際は、赤と赤、黒と黒、白は緑に繋がるように接続してください。

バッテリーとコントローラーを接続する瞬間、パチっと青白い光がでることがありますが、異常ではありません。
すべての配線が接続されたことを確認したら(黒い小さいカプラ以外)
再び、バッテリーカバーをフレームに戻してください。
配線やカプラーが絡まってなかなか入らない場合、無理に押し込まずに、ていねいに整理してください。特に、ブレーキワイヤーはできるだけまっずぐにレイアウトできるようにしてください。

ステアリングサポートのスプリングを取り付けてください。
リアブレーキのワイヤーを元通りに取りつけ、効きを調整してください。

リアブレーキワイヤーのエンドキャップを取り付けて、作業は完了です。
電源を入れ、パワーキーを操作して、正常に作動するかどうか確認してください。
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